おなかぽこーり猫耳さん。居場所を提供して貰う代わりに、触手は女の子に快感を与えてくれます。そんな感じ。 トマト伯爵様が文章を創ってくださいました。はぁはぁ。 ピチピチと水気の含んだ音がする。 それはどこか、ミミズがうねる姿と良く似ていた。 長さ三センチほど、尺取虫のように動くそれは、一本の触手だった。 小さな妖精の膣の中、体の全てを押し入れようと左右にもがいている。 だが、どう考えてもそれは不可能に近い。 妖精の大きさは身長にして十五センチほどしかないのだ。 当然膣も小さく、触手の収まった今、ぎちぎちと隙間無く埋まっている。 膣内の触手は動きを止めることなどしない。 更に深く。更に奥底を目指して進もうとする為、妖精のお腹は妊婦のように膨らんでいる。 ぎちぎちに詰まったそこは、溢れるばかりの愛液で濡れている……。 上気した頬、ぬめりを持った汗が所構わず噴き出ている。 吐息は火傷しそうなくらいに熱い。それは紛れも無い官能の証。 口元はだらしなく開かれ、口の端からはよだれが垂れていた。 「は……はぁ……おなか、いっぱい…………」 心から嬉しそうに妖精が呟く。淫靡で、聞いた者を興奮させる甘い声だ。 「きもち、ぃぃ……んっ!」 触手が大きく動いた。 合わせるように妖精が嬌声を上げる。 「あっ、あっ! あぅっ!」 ぐちゅぐちゅ! 水音と共に触手が暴れまわる。 小さな膣が押し広げられ、擦られ、背筋から鋭い快感が走る。 快楽に濁った視界の中、幾つかの火花が散った。 「ん〜〜〜〜〜っ!」 大きく身体を震わせて妖精が――イッた。 ビクビクと全身が痙攣している。 呼吸は荒く、少しでも酸素を取り入れようとしているが、 その度に快感に妨げられ、成功しているようには思えない。 先程よりも、一回り腹が大きくなっている。 触手は更に数ミリ極ゆっくりと、しかし確実に全長を膣の中に、子宮の中に埋まろうとしていた。 触手と妖精の奇妙な共生生活。 妖精の寿命は長い。恐らくは、死ぬその時まで快楽を享受しつづけるのだろう……。