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貴族に売られた妖精さんのおはなし

貴族に売られた妖精さんのおはなし


 「も、ぉ……やめてよぉ……」

 燃える様に赤い翼を持った妖精が言う。
 勝気そうなつり目は、目元に涙が浮かんで、生意気さを一向に感じさせない。
 潤んだ瞳で見上げる妖精は、売られた身だった。
 買ったのは年若い貴族の男だ。
 普通のセックスでは飽き、禁断の世界に手を出した。

 ――スピリットレイプ。

 その非道徳的行為を咎める者はいない。妖精にはあらゆる人権が剥奪されているからだ。
 故に、高額で売買される可愛らしい妖精の多くは、性的な慰めに使われる。
 この妖精もまた、その内の“一匹”だった。



「いたいから……ぃやあっ!」

 手足を拘束され、妖精足らしめる翅(はね)は蜘蛛の糸で柔らかく、しかし強力に縛られている。
 身動きできないながらも、赤妖精は首を強く振って拒否する。
 四肢を含めた体はいく筋も赤く腫れている。
 だが、その股の部分だけは、口調とは違う。
 粘りの濃い水。嗅ぐと鼻を刺激臭が刺すだろう。
 白く濁りきったそれは、赤妖精の愛液だ。
 クリトリスに付けられた、人からすればミニチュアサイズのローター。
 透明なテープで固定されたローターは細かく振動し、快感を送り続ける。

「んっ、んっ、ふみゅんっ!」

 その度に赤妖精は身を震わせ歯をきつく噛んで快感を否定する。
 耐える様に、その先に希望が待っているように頑なに拒否している。
 だが、それも時間の問題だった。
 電気以外の特殊な動力で動き続けるローターは、妖精の精神を微細ながらも侵食し続けている。
 それは水嵩を増し続けるダムのような物だ。いつか、決壊する。
 瞳がぼうっと光を失くしては、はっと気付いた様に我にかえるの繰り返し。
 顔は上気し、瞳は快楽に潤み、僅かに開いた口元から唾液が顎へと伝う。
 ぽたり、ぽたりと地面へと落ちていく愛液と唾液。
 目に見えないほどに小さな毛穴は、妖精自身からすれば異常に開いている。
 何かを掴むように閉じられた手のひらが、ゆるゆると戻っていく。

「あぁ……」

 絶望したように、妖精が呟いた。
 腰元がピクピクと痙攣している。
 絶頂まであと一歩、乳首を一撫ですれば達するであろう状態にあって

「ふぁああああっ!!」

 ローターが最強で暴れだした。激しく震えるそれはクリトリスを強く弾き、振り回し、押し潰しす。
 愛液が振動によって飛ばされる。
 ビクビクと痙攣し、絶頂時によって更に膨張したクリトリスへの暴虐は止まらない。
 ローターは更に苛め通す。
 苛烈に、過激に。執拗なまでに。




「ひっ、ひぎぃぃぃいい! ……イクッ! イってるのに、またイクぅっ!」

 痙攣。拘束した金具がギシギシと音を立てる。
 異常なまでに暴れる赤妖精の腰が抑えつけられた。紳士の男だ。

「ぎぃぃぃい! 僕、もうイって! るぅぅうう!」

 潮をまき散らす赤妖精のアナルに小さな綿棒が突き立てられる。
 赤妖精自身の愛液が潤滑油となって、大した抵抗は無かった。
 絶頂に達した最中のアナルは咀嚼するようにパクパクと開いては閉じ、綿棒を愛しそうに締め付ける。
 同時に、膣の方にも変化があった。
 細いストローが膣の中に押し入れられる。
 ご丁寧に先には綿で覆われて膣内を傷つけないようにされている。
 ごりごりと薄壁一枚越しに二つの物に擦り立てられ、赤妖精は絶頂の中、さらに高みへと達した。

「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!! …………?」

 ピタリとローターが止まる。アナルと膣に物を入れられたまま、赤妖精は放置される。
 助かったとずっと強張っていた身体を休める。
 絶頂のし過ぎで息も絶え絶えの状態だった。

「ん……ふぅう……?」

 異変だ。それも飛びっきりの。
 膣はうねうねとストローを迎え始め、腸は綿棒の先を更に奥へと誘い込もうとする。
 そしてクリトリスは刺激を求めるように更なる膨張を始める。

「イヤだ……ボク、こんなの……イヤなのに……」




 腰がクイクイッと誘うように踊る。
 ストローの先から多量の愛液が流れ伝う。
 自然に巻き起こった風が、妖精の小指ほどまでに大きくなったクリトリスを刺激する。

「くふぅん!」

 甘い鼻声。紛れもない快感の証。
 赤妖精は悲しそうにかぶりを振ると、消え入るような声で言う。

「ボクを……イカせてください」



 ゴツゴツとした、ペンだこの出来た手がゆっくりと妖精の秘所に近づく。
 手には爪楊枝のように細い、一本のガラス棒がある。
 赤妖精が見上げる。快感を与えられる事に期待しながら、恐怖を隠しきれていない表情だ。
 クチッ、と水音と共に膣が開かれる。
 不安は掻き消え、期待だけが残る。
 浅く短い呼吸、上気した肌、潤みきって媚びへつらう瞳。
 ガラス棒が赤妖精の――――尿道へと入れられた。

「ん――――っ!」

 瞬間、むせ返るほどの強さで腹を押された。
 驚愕の余り暴れようとした体が押さえつけられる。
 だが逆に、それがガラス棒の破損を防いだ。

「くっ、ふっ、んん……どうして?」

 どうしてこんなにひどい事をするの?
 ボクちゃんとお願いしたのに……。
 赤妖精の目尻から涙がこぼれた。
 男は何も答えず、ただガラス棒を前後させる。
 尿道を擦られるのと同時に、赤妖精はもじもじと内股をこすり合わせたい気分になった。

「おしっこ、漏れちゃうよぉ……」

 問題ない。男は短く答えると舌を伸ばしてクリトリスを舐める。

「くひゅん! ん、んきゅぅぅう〜〜!」

 絶頂。チロチロと尿がこぼれ出ていく。
 黄金色の尿が照明の光を反射させてきらきらと飛び散った。
 ガラス棒が断続的に締め付けられる。

「イク、またボク、イッちゃう!……ああぁ……」




 がくりと赤妖精が脱力する。
 男はガラス棒を抜き取ると、綿棒やストローも抜き取り、妖精の汚れを綺麗に拭き取る。




 生まれたままの姿で、しかし明らかに赤ん坊ではない淫猥な肢体を露わにして、
 赤妖精はふわふわのタオルケットの上で横たえられる。
 疲れた様子の赤妖精は、寝転んだままで答える。



「え? 痛いのはダメかって? ボク……気持ちよかったら、してもいいよ?」








SSを書いてくださったのはトマト伯爵さん
いやぁぇろ素晴らしい文章です その仕事の速さと共に見習いたいものデス
どうもありがとうございますですよー ヽ(・ω・)ノ