web拍手用イラスト。狐娘が何やらすごい実験台に。 陰乃彩雲氏がSSをつけてくださいました! 「KSON Ind Systems」 世界最大の規模を誇る空間転移装置製造メーカーであり唯一、 亜人種(妖精や有耳種等)の生息する『サイドワールド』への空間転移を可能にした企業。 -「KSON Ind Systems」本社地下研究施設B10- 白で統一された大きな部屋、室内の中央、モニターや様々な機械が配置された所に 白ずくめの実験員が集まっていた。 「主任、現在サンプルのバイタル許容範囲内です」 一人の研究員が、モニターを見ながら告げる。 「わかった、そろそろ実験を開始…」 主任が実験開始を告げようとしたそのとき、後ろから声が上がった。 「ちょっと待ってください、主任!!」 「君か…何かね…」 男は、新任の研究員だった。 苦労の果てに有名大学院を卒状、念願のKSON Ind Systemsに就職したのだ。 希望に満ちて初めて研究室にやって来た男を待っていたのは、想像を絶する研究だった。 「コレは一体なんなんですか!?」 「言った通り、サンプルの耐久性実験だよ?」 主任は、『何も問題無い』かの様なで告げる。 それに対し男は、怒りに声を荒げた。 「コレのどこが、サンプルなんですか!!!非人道的だとは思わないんですか!?」 男は、特殊手術台を指差して言った。 そこには、『サイドワールド』から捕獲してきたと思われる、有耳種の女の子が固定されていた。 彼女の『子宮』・『尿道内部』・『直腸』にはローターが押し込まれ、 更に『膣』は大きく広げられバイブレーターが差し込まれている、 そしてコレでは飽き足らず彼女の全身の性感帯にまでもローターが貼付けられたいた。 それでも彼女の猿轡を噛まされた口からは 痛みと苦しみによる荒い息づかいと快楽による喘ぎ声が混じっていた。 「よくもこんな事を…このスイッチを入れるなんて誰にも…いえ、少なくとも僕には出来ません!!!」 男は怒りに己の理性を重ねて、主任にぶつけた。 「いいんだよ、別に君の代わりは幾らでも居るんだ… それに君が我が社に来てもらっている賃金の10%でも喜んでこの実験参加する奴 だって居るんだ…それに、君だって今の待遇をみすみす捨てる様な馬鹿な男ではないだろう?」 主任は、男の怒りを軽くあしらった。 KSON Ind Systemsの社員は国防軍事企業であるとの観点からその研究員や社員には 『特権階級』とも言うべき権限が与えられていた。 「…」 男は、黙って頷いた。 苦労の果てに手に入れた特権、親や親戚のためにもその特権を捨てる訳には行かなかった。 「そうだ…解れば良いんだよ」 主任は、男の肩をトントンと叩いて自分の席に座り 監視モニターを見ながら満足そうな薄ら笑い浮かべ告げた。 「実験開始」 男は、一瞬彼女の方を見た。 彼女は、男の方を見ながら目に涙をうかべ 必死に猿轡によってくぐもった声にはならない声でひたすら『止めて』と訴えていた。 『すまない…』 男は、心の中でそう呟きメモリの針を一気に最大に引き上げた。 -実験開始24時間後- 「所定の時間経過を確認した実験終了したまえ」 主任のかけ声とともに、機械の動作が停止する。 同時に、有耳種の少女はガックリと力なく拘束台にもたれ込んだ。 計測したデータと映像そして、完全に崩壊した有耳種の少女を見ながら 主任は実に満足そうな邪悪な笑みを浮かべ研究員に告げた。 「今回の実験で、サンプルからは重要な結果が得られた、皆の協力に感謝する。」 拍手が起こる、たった一人を除いて皆主任に拍手を送っていた。 「さて…今回のサンプルの後処理だが…彼に任せようと思う」 主任が指差したのは、装置の操作を行い、そして拍手を送らなかった男だった。 ほかの研究員は皆、主任の決定に賛成した。 「…」 男は無言で呟き、彼女の固定を解き彼女を攻め立てていた機械を取り外した。 24時間もの間、引っ切り無しに攻め続けられた彼女はすべての力を使い果たし気を失っていた。 男は、彼女を抱えたまま跪き黙ったままだった。 -2時間後- 誰もいなくなった研究室に異常な嬌声が響いていた。 そこには、壊れた少女と狂った男が居た。 その行為に愛はなく、ただ何かを探すようにその行為に浸っていた。 text by.屍男