陵辱は続く。
執拗に、粘着質なまでに。
植物自体は膣で在る事に執着していないのだろう。それとも判別する能力が無いのか。
目標を膣だけに定めず、尻の穴、口へと先を走らせる。
幾度もの行為によってほぐされた尻穴は開発されきっていたのだろう。
大した抵抗もなく、それ所か嬉々としてめくれ、その太い物を咥え込む。
連続する収縮と弛緩。節を越えるたびに皺が伸びては縮まる。
直腸を削られる事に喜んでいるのか、植物の動きに合わせて尻が震えた。
朱が差して、プルプルとゼリーのように震える尻を、植物は大した感慨も持ち合わせていない。
ただ子孫を作る本能に従って、青妖精を責め続ける。
ゴリゴリと腸壁を削り、かすかに残る宿便をそぎ落とす。
粘る腸液が潤滑を良くして、S字結腸にまで触手の先が行き渡る。
同時。
「んっ――――!」
口元へと入り込んだ一本が口内を満たす。
母体を死なさない様に栄養でも有るのだろう、じわりと舌の上に甘味が走った。
口を塞がれ、息も儘ならず。
「ふぐっ、んむ〜〜〜っ!」
暴れ回ろうにも手足は拘束されている。
鼻から荒い息だけを吐いて、身体をじたばたと悶えさせる。
無理やり放り込まれた触手と口との隙間、粘るように濃い唾液が、ゆっくりと糸を引いて落ちる。
銀色に光り輝くそれは時に泡を立てて、酷く淫靡に見える。
ぐじゅり、ぐじゅりと上あごを擦られる度、むず痒いような感覚と共に頭がぼんやりとする。
喉仏を、喉を、扁桃腺を。柔らかな感触が擦り続ける。
その度に頭の中に白い光ができ、青妖精の思考は千々に乱れる。
……酷く熱かったから。
口腔を中心として、傷痕のように敏感になり、どんな動きに対しても快感が湧き上がる。
本当ならむせ返り、涙を流すような苦しみさえ、この瞬間は快感として受け止めた。
顔を真っ赤にして、羽をはばたかせて。
じわりじわりと、染みこむ様な甘さが口の中に残っている。
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